品種・味の特徴・食べ方

基本的に種なしですが、気候により、たまに種が残っていることがあります。現在、皮のまま食べれる品種(ナガノパープル・マイハートなど)を増やしているところです。写真はシャインマスカットですが、時期により品種が異なります。

【黒系】ピオーネ・巨峰・ブラックビートなど
【赤系】クイーンニーナ・シナノスマイルなど
【緑系】シャインマスカット・天山など
【その他】サニールージュ

こだわり

恵まれた自然環境のもと、さらに安心・安全な商品をお客様にお届けすることはもちろん、他農園との差別化を図るため、日持ちが良く、糖度も高く、実のひきしまった果実作りを目指しています。

また、果実本来のもつ自然の味を引き立たせるためにこだわりを持って、土壌改良にも努めています。味に最も影響がある(糖度が下がる)と言われている除草剤は一切使用せず、当農園独自のうま味成分たっぷりの有機肥料を使用しています。

農家を継ぐきっかけとなったエピソード

小学3年生の時、地域の特産品についての授業があり、九度山の富有柿について学びました。すごく興味を持って家に帰ってきて、そのことを話すと「じゃぁ、育ててみる?」と言われ、柿の木を1本もらい、剪定・消毒以外の作業を教えてもらいながら管理することになりました。 また「収穫した柿はお世話になった人に配って食べてもらいなさい。」と言われ、学校の先生やお世話になっている方に配りました。その柿を食べた方に「すごく美味しい。何でそんなに美味しいの?」と聞かれ、「愛情がこもっているから。」と答えていました。

中学生になり、剪定作業も行うことになりました。そして中学3年生の時に紀北農芸高校の農産物品評会に出品し、県知事賞を頂きました。自分が育てた柿を多くの方に評価して頂き、すごく嬉しかったのを覚えています。そして紀北農芸高校に行くことになったのですが、柿よりもブドウに興味があったので祖母から土地を借りて、ブドウを植えてもらうことになりました。

高校卒業後は、農業大学校(現:和歌山農林大学校)に行きましたが、高校の先生の勧めもあり、国の果樹研究所ブドウ・カキ研究拠点で1年間研修を受け、主にブドウについての作業を学びました。帰省後は、ブドウの栽培管理をしながら兼業でしばらく別の仕事をする予定でしたが、父の病気のこともあり、H28年4月から母の柿の栽培を手伝いながらブドウ部門で新規就農することになりました。